2011年7月25日月曜日

すき家のポジショニング戦略

こんにちは、ダイゲン(@daigenda)です。
今日は、ポジショニングについてお話したいと思います。




ポジショニングとは、ターゲット顧客の頭の中に、自社製品について独自のポジションを築き、ユニークな差別化イメージを植えつけるための活動。顧客に自社製品のユニークな価値を認めてもらうことで、競合製品に対して優位に立つことを目的にしている。(グロービスMBA経営辞書より一部抜粋)


なぜ、この時期にポジショニングについてお話しようとおもったかというと、
これからインターンの選考、インターン、ビジネスコンテストに出る方々が凄く多いのでは?と思い、その方々のためになるような記事をかけたらと思ったからです。

インターンの選考、インターン、GD(グループディスカッション)の多くで取り扱われるテーマは新規事業を創出せよ!という類のものがほとんどです。

ちなみに、僕が経験したGDは以下のような具合でした。
・冬のアイスクリームの利益を2倍にしろ。
・砂漠で傘を売る方法を考えろ
・日本社会における教育の不を改善しろ
・介護事業の新規事業を創出せよ
以上のように、ほとんどが新規事業を生み出せというものです。

このようなGDを行うと、グループのみんながあれやこれやとアイディアを挙げてくれると思いますが、新規事業を構築する上で大切なのはそれが「儲かるのか?・他社に勝てるのか?」という視点です。
この視点を持った学生は非常に少なく、これを持っているだけで大きな差別化要因になると思います。今日は、この「儲かるのか?・他社に勝てるのか?」の「他社に勝てるのか?」という部分をポジショニング戦略とう観点を「すき家」の事例を使いながら、お話しできればと思います。

1.すき家の競合を洗い出す。
すき家の競合と言えば、「吉野家」、「松屋」でしょう。 



2.すき家、吉野家、松屋ごとにターゲットの違いを洗い出す。








3.自社製品にどのような差別化要因があるか考え、二つの軸を抽出し、どこに競争優位性があるのかを見えるように可視化する。






とまぁ、こんな感じでマップを作ります。「1.  の競合の洗い出し」は、自分がどのように市場を捉えるかで大きく最後のマップは異なります。これは与えられた時間の中で、どれくらい時間を使えるかという時間軸で考えればよいと思います。今回の議論であれば、マックやコンビニ弁当、なかうなどを加えても良かったかもしれません。

余談ですが、現在のマクドナルドの競合はスターバックスで、スタバよりもいい豆を使う事で、どうにか顧客を奪えないかと考えているようです。スタバとマック、さらにそれらの競合を考えながら、ポジショニングを考えると楽しいかもしれません。


3.の実際にマップを書く部分では、きちんと自社のポジションのエッジが利くように二つの軸を選べば、問題ありません。答えは一つではないので、いろんな人と一緒にワークをしてみると楽しいかもしれません。

今回扱ったポジショニングはマーケティングのほんの一部でしかありませんがとても大事な考え方なので、是非参考にしていただければと思います。

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