2011年8月8日月曜日

住み分けるという考え方

新規事業やマーケティングを考える上で、自身が有効だと感じた「住み分ける」という考え方を今日はご紹介。

以前ブログ「既存のビジネスモデルを破壊!?MR君が凄すぎる!」で紹介させて頂いたMR君では、ネットによる営業が有効な場合と、MRによる直接的な営業が有効な場合を「営業プロセス」という「時間軸」と、ターゲットの規模の数の違いによりネットサービスと実際の営業マンの住み分けをしていました。



この住み分けるという考え方は先日ブログ「既存のビジネスモデルを破壊!?コムリエが凄すぎる!」にて紹介させて頂いた「コムリエ」にも非常に似たとことがあります。
実際、「今までソムリエのいるよワインバーに行かなかった人たち」もワインに関する興味関心がコムリエを使っているうちに高まり、ソムリエのワインバーに行くようになるのではないのでしょうか?
つまり、上図の「営業プロセス」という軸は「興味関心の強さ」という軸に置き換えることができます。

この住み分けという考え方は、他にも色々なところに応用できそうです。
例えば、家具と日用雑貨を扱うニトリでは、購入頻度の高い日用雑貨を1Fに配置し、セルフレジ形式にする。一方、購入頻度の低い家具は2Fに配置し、従業員に接客を行ってもらうことで、消費者がなれていない家具の購入をサポートする。なんてことができそうです。
ニトリでは、実際に1Fと2Fで商品の配置が分けられていますし、リテール業界ではフレッシュ&イージーやイオンがセルフレジを実際に導入していること背景からも実際にこのようになるのではと考えられます。

ちなみに、フランフランでは、「20代の女性層に小物・雑貨を」、「30・40代の女性に家具を」というようにターゲットを商品により二つに分け展開しているそうです。

これから、新規事業立案系のインターンに参加する就活生はこの住み分けるという視点を頭の片隅において置くといいかもしれません。



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